一般社団法人障害者就労支援ネットワークP&P(本社:千葉県柏市/代表理事:奥岳洋子/以下、当法人)は、障がい者の収入アップを目的とした『おりづるガチャ』の初号機の設置が決定した。クラウドファンディン(キャンプファイヤー)での資金調達から3か月のスピード決定。地域最大級の集客を誇るイオンモール成田(イオンモール株式会社)に10月8日より設置される。
◇◆背景◇◆
障害福祉業界では県や、国からの助成金、補助金など交付されても収益化できる事業を持てるか否かで深刻な地域格差・事業所格差が顕在する。閉鎖に追い込まれる事業所も多く行き場がなくなる障がい者も増えている。
この現状は職場環境にも現れており、全国の障害福祉職員の49.5%は『5年後も現在の仕事を続けたいか』という問いにネガティブな反応を示している。
大半の事業所の収益源は「内職作業」であり、時給計算すると時給18円の事業所も存在する。
さらに追い打ちをかけるように新型コロナウイルスの長期化、東京オリンピックの縮小終了により、その内職作業も激減している。
この現状を打開すべく障がい者が自分たちの力で、地域と共に、収益を生み出せるビジネスモデル開発の確立が急務と考える。
障がい者がスポーツで生きがいを感じる「パラリンピック」があるのであれば、障がい者が働くことで生きがいを感じるビジネスがあっても良いと考え「パラビジネス」を提唱する。
設置コストも低く、収益性も高い、多くの事業所で生産可能な「おりづるガチャプロジェクト(※1)」を立案しクラウドファンディングで資金調達をスタート。開始初日に目標金額を達成した。
(※1)おりづるガチャ
外国人観光客をターゲットにカプセル入りで持ち帰りやすいお土産として開発。
「折り鶴」「おみくじ」「手書きのありがとうメッセージ」を「カプセルトイ」に入れた商品。1コインで日本文化、日本のおもてなしに触れることができる。「カプセルトイ」の製作作業はすべて障害福祉事業所で制作が可能。作業工賃は現状のおよそ10倍になる。
◇◆今後の展望◇◆
2021年11月までに成田地区に3台設置。2022年から浅草地区での設置開始予定。2025年の大阪万博までに関西に50台設置を目指し、生産能力の向上・システムの強化に取り組む。
◇◆プロジェクト概要◇◆
プロジェクト名:障がい者の収入を10倍にUPする「おりづるガチャプロジェクト」
期間:2021年6月10日~7月27日まで
目標金額:当初30万円(22時間即日達成)、プロジェクトへの寄付金など合わせて合計75万円を短期間に調達
◇◆一般社団法人障害者就労支援ネットワークP&Pについて◇◆
障がい者の工賃向上を目指し「障害福祉の商社」として福祉生産品のプロデュースを行う。
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