株式会社やよいディライト(所在地:岩手県盛岡市 代表取締役:青野恵司)は、素材から製造まですべて岩手県内で作成したダウンジャケット『IWATEDOWN(イワテダウン)』を10月20日(水)より応援購入サービス「Makuake」にて予約販売を開始いたします。
構想から2年。社会・環境問題へ真正面から向き合い、トレーサビリティ・フェアトレードに配慮した商品として世に出すことで多くの人にエシカル消費について考えていただくきっかけにしたい。そんな想いを岩手から発信します。今後はサステナブルな商品として使い続けて頂くために様々な取り組みを行って参ります。
公式ウェブサイト: https://iwatedown.jp/
【IWATEDOWNの注目ポイント】
自社選別の純国産の貴重なダウンを使用。
現代アート作家松嶺貴幸氏、株式会社ヘラルボニー( (以下、ヘラルボニー)の契約作家、田﨑飛鳥氏が裏地デザインで参画。
トレーサビリティにこだわった生産者の「顔が見えるモノづくり」の実施。
フェアトレードを意識し、正当な価格に基づく商取引を徹底する。
サスティナブルな商品として成長していくような施策を今後も発表します。
【商品情報】
商品:ダウンジャケット
サイズ展開:メンズ(M、L、LL)、レディース(M、L)
カラー展開:メンズ(ブラック)、レディース(ブラック、ブラウン)
素材:表地:ポリエステル100%、裏地:ポリエステル100%
羽毛:岩手県産 羽毛含有率:ダウン93%、フェザー7%
フィルパワー:810fp
羽毛洗浄度(透視度) 2000㎜※JIS規格平均値1000㎜
シリアルナンバー入り
価格:¥154,000 ~
※スタートアップモデルのため数量限定、今回限りのデザインとなります。
■ 寝具業界が抱える課題
やよいリビングは2012年より岩手県内で取れた羽毛を使用して寝具を作成するという取り組みを行ってきました。
そこで羽毛が商品へ至る工程の大変さ、歩留まりの低さ(原料100kgから10kg程度のダウンにしかならない)がユーザーへ伝わっていないことを痛感致しました。現在、経済産業省の羽毛の統計を見てもほぼ100%海外からの輸入に頼り切っている状況であり、そのため「いつ」「どこで」「だれが」生産したものかわからず、安全性も不透明であることが当たり前になってきてしまっている現実があります。
■ ダウンジャケット開発のきっかけ
同じ頃、私たちはオーガニックコットンを利用した商品開発の勉強会へ参加しました。そこで、2013年にバングラデシュで起こったラナ・プラザ崩落事故をはじめとする、ファッション業界での大量廃棄と労働環境の問題を知りました。世界的な潮流であるエシカル消費を意識したものづくりへの転換の必要性を、強く意識するようになりました。私たちは未来の地球や子供たちのため、やさしさが100年続いていくことを願いプロジェクトを立ち上げました。
第1弾は「オールメイドイン岩手」のダウンジャケットづくり。私たちの強みである羽毛と、縫製工場の多い岩手県の地域性を活かし、岩手のクリエーターとともに商品開発に取り組みました。
■ IWATEDOWNへ込めた願い
【世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない】とかつて農民芸術概論綱要で宮沢賢治が記したように、IWATEDOWNも「つくる」から「つかう」まで全てのプロセスで「しあわせ」を追求し、皆がしあわせになれるようなモノづくりを行えるよう携わったすべての企業と適正な価格での商取引を心掛け製造しております。
今後は親から子、そして孫へ受け継がれていくサステナブルな商品として成長していけるよう、様々な取り組みを行ってまいります。
■ 商品の特徴
①フィルパワー810の完全国産羽毛を使用
清潔な環境で飼育された岩手カモのやわらかい胸の毛の部分だけを採取し、さらに選別機にかけて素毛を選別。とても希少価値の高いダウンです。現在市販されている羽毛原料のほとんどはこの作業を海外で行っているため、品質の良し悪しは保証の限りではありません。一般的に700フィルパワーを超えれば高級ダウンと位置付けられているものが多い中、IWATEDOWNで使用している羽毛は810フィルパワーの数値を計測。純国産で810フィルパワーのダウンは他では使用できないやよいリビングならではです。
②製造はすべて岩手県内で
羽毛の封入から縫製に至るまで岩手県内の縫製工場で制作しております。1着1着丁寧に仕立て上げられ、厳正なチェックをクリアしたものだけが商品として認められます。
貴重な素材を使用しているので製造数に上限を持たせていただいております。(255着限定※シリアルナンバー入り)
③岩手県クリエーター2名が参画
デザインは数々の企業やミュージシャンの作品も手掛けられている岩手県盛岡市を拠点に活動する現代アート作家松嶺 貴幸氏、「異彩を、放て。」をミッションに掲げ、2000点を超えるアートデータを軸にライセンス事業を展開することで、知的障害のあるアーティストの才能を世に発信し、「障害」という言葉のイメージ変容に挑戦し続ける、ヘラルボニーの契約作家、田﨑飛鳥氏の2者に参画していただいております。
お二人にはバックプリントのデザインを、さらに松嶺氏にはロゴマークのデザインも手掛けて頂いております。
【参画クリエーター紹介】
松嶺 貴幸
現代アート作家。現代アートの世界に飛び込む以前、デザイナーとして活動。企業のコラボレーション・デザインワーク、そのほか日本を代表するミュージシャンやアスリートとのコラボレーションアートを手掛けてきた。2017年アーティストに転身してからは、より独創的な表現・作品作りに挑戦し続けている。日常のごく当たり前な事象から、生物、人体、医療、宇宙など、幅広いものごとに興味を持っている。そしてその事象の中からアイディアを抜き出し、アート作品として表現する。日頃私たちがごく平凡に見えていた物事に対して、新たな発見を与えてくれるだけではなく、ものごとへの多角的な視点を持つことの価値や、創造・表現することの魅力を体感させてくれる。また時にはこれまでに私たちが見たことのない、遥か遠くにある未知の世界へと心をいざなってくれる。
■ バックプリントデザインに込めた思い
私の数あるアート作画方法から、今回はBlast Painting(爆竹アート)での作画を行いました。爆竹アートは「昨日とは違った新しい今日」を創り、挑んでゆくというテーマの中で、生物的、広くは宇宙的な変化と進化といったものを表現すべく爆発を用いて制作を行うものです。本ジャケットに袖を通して頂く方の内側に、爆発的なチャレンジがあることを願い、爆破させた絵具の1発1発をデジタルスキャンし、一面にちりばめました。
■ ロゴマークデザインに込めた思い
IDという文字を抽象化したシンボルを表現しました。IWATE DOWNであるという事は元より、このダウンはまさに今、このタイミングで岩手でのみ生み出す事が可能な「自己同一性/アイデンティティ」を持つ希少な製品です。それをダウンのシンボルとしてワッペンデザインに表現しました。
田﨑 飛鳥
陸前高田市在住のアーティスト。ヘラルボニーの契約作家。
彼は生まれながらにして、脳性麻痺と知的障害がある。
幼いころから絵本や画集に興味を持ち、中学生に上がると、自然や人物を中心とした絵画制作に力を注ぎ始め200点ほどの作品を描き上げ、2000年に第3回岩手きららアート展へ初出展で優秀賞を受賞。東日本大震災の津波により、自宅、今まで描いてきた約200点の絵、親しんできた豊かな自然とそこに住む人々…かけがえのない大切なものを一瞬で失ってしまう。ショックで一度は筆を置いてしまったが、「言葉にできない思い、今だからこそ描かなければいけない絵があるのではないか」という父・實さんからの言葉で、再び筆を取りキャンパスに向かっている。
■ バックプリントデザインに込めた思い
作品名「森の道-赤い道」
田﨑さんの住む陸前高田市は、復興のために嵩上げをする工事が始まりました。その時、元の街が土の下に徐々に消えていくのを見て、以前の街並みと将来の陸前高田市の街を道に象徴として描いたのが「道シリーズ」の始まりです。
道に希望を託すような表現になっており、森の小径もそのうちの一作です。木々の隙間から見える空の表現や道の色合いに悪戦苦闘しながら絵具を何回も重ねました。その繰り返しが力強さを表現しています。
【IWATEDOWN 関連アカウント】
公式ウェブサイト:https://iwatedown.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/IWATEDOWN
Twitter:https://twitter.com/iwatedown
【会社概要】
社名: 株式会社やよいディライト
代表: 代表取締役 青野 恵司
本社所在地: 〒020-0862 岩手県盛岡市東仙北2丁目14−28
設立年: 2004年3月
資本金: 10,000,000 円事業内容: 法人向け寝具の製造、オリジナル寝具製造・リフォーム
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