日本屈指の現代アート作品を所蔵する高橋龍太郎コレクションとの連携で、日本画家・川端龍子の作品に現代の美術作家をプラスワン!
高橋龍太郎コレクション連携企画
「川端龍子プラスワン 濱田樹里・谷保玲奈 色彩は踊り、共鳴する」
会期 前期/濱田樹里 2023年10月21日(土)~12月3日(日)
後期/谷保玲奈 12月9日(土)~2024年1月28日(日)
会場 大田区立龍子記念館(東京都大田区中央4-2-1)
TEL03-3772-0680
主催 (公財)大田区文化振興協会、日本経済新聞社
展覧会情報 https://www.ota-bunka.or.jp/facilities/ryushi/news/detail?26384
高橋龍太郎コレクション https://www.takahashi-collection.com
展示内容
日本屈指のアートコレクターである精神科医・高橋龍太郎氏のコレクションを、日本画家・川端龍子(かわばたりゅうし、1885-1966)の作品とともに展示します。大田区蒲田で長年にわたり精神科クリニックに携わってきた高橋氏は1997年から作品の収集を始め、現在、3,000点以上におよぶという日本の現代アートのコレクションは「高橋龍太郎コレクション」と呼ばれ、これまで国内外の様々な展覧会で紹介されてきました。2021年に高橋龍太郎コレクションと龍子記念館が連携することで実現した、コラボレーション企画展「川端龍子vs.高橋龍太郎コレクション 会田誠・鴻池朋子・天明屋尚・山口晃」においては、川端龍子の近代日本画と現代アートとを同空間に展示し、大きな注目を集めました。
今回もそれに引き続き、高橋龍太郎コレクションとの連携で「川端龍子プラスワン」をテーマに、出品作家がセレクトした川端龍子の《爆弾散華》(1945)や《御来迎》(1957)といった代表作に、現代の美術作家をプラスワンすることでどのような共鳴を呼び起こせるかを試みた企画です。前期は濱田樹里、後期は谷保玲奈が、大画面の作品で龍子記念館に新たな彩りを加えます。
前期に出品の濱田樹里は、インドネシアで幼少期を過ごした記憶から、その自然と大地に生命の源流を求めたダイナミックな作品を制作、本展では、反り立つ壁のような巨大な屏風作品《創世譜~歓喜~》(2023)、《創世譜》(2022)、幅16メートルを超える《碧の地の森から》(2015)を出品します。一方、後期に出品の谷保玲奈は、極彩色の植物や海洋生物のイメージが増殖、拡大していく作品を制作、本展では、大作《ウブスナ》(2017)や対の作品《共鳴/蒐荷》(2018/2020)他、今回の展覧会に合わせた約4メートルの絹本新作などを展示予定です。
龍子の作品を新たな視点から眺めようとする本展において、生命の讃歌を描く2名の女性作家が、開館60年を迎えた龍子記念館に新たな彩りを加えます。
前期の主な出品作品
濱田樹里《創世譜~歓喜~》(2023)高橋龍太郎コレクション蔵
(写真提供:コバヤシ画廊-撮影:末正真礼生-)
濱田樹里《碧の地の森から》(2015)高橋龍太郎コレクション蔵
(写真提供:コバヤシ画廊-撮影:末正真礼生-)
後期の主な出品作品
谷保玲奈《ウブスナ》(2017)高橋龍太郎コレクション蔵 (C)taniho reina
谷保玲奈《蒐荷》(2020年)高橋龍太郎コレクション蔵 (C)taniho reina
川端龍子の主な出品作品(全会期展示)
川端龍子《渦潮》(1956)大田区立龍子記念館蔵
川端龍子《御来迎》(1957)大田区立龍子記念館蔵
開催情報
会期:前期/濱田樹里 2023年10月21日(土)~12月3日(日)
後期/谷保玲奈 12月9日(土)~2024年1月28日(日)
会場:大田区立龍子記念館(東京都大田区中央4-2-1)
開館時間:9:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日:月曜日(1月8日(月・祝)は開館し、その翌日に休館)
年末年始(12月29日~1月3日)
入館料:一般:300円 中学生以下:150円
※65歳以上(要証明)、未就学児及び障がい者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料
お問合せ:050-5541-8600(ハローダイヤル)
TEL・FAX:03-3772-0680(記念館直通)
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